ボートの装備というのは、欲しくなると欲しくなるものです。
ただ、私自身はソーラーパネルを「必要だ」と感じたことがなく、基本的にはおすすめしていません。
理由はとてもシンプルで、ソーラーは思ったほど役に立たない場面が多いからです。
ボートにソーラーパネルを付けると「勝手にどんどん充電してくれる」と思われがちですが、実際には少し違います。
ソーラーはとても便利ですが、あくまで“補助的な装置” と考えていただくと失敗しません。
春・夏・秋はそこそこ発電しますが、冬は
• 日照時間が短い
• 太陽の角度が低い
• 曇りが多い
といった理由で、思ったほど発電しません。
カタログに書いてある数字の半分以下になる日もあります。
実際のところ、
• 天気に左右されない
• 安定して充電できる
•バッテリーにも優しい
という理由で、走行充電器が一番確実な充電方法です。
ソーラーよりも、まずはこちらを優先するのがおすすめです。
ボートにほとんど乗らない方の場合、
•バッテリーの自然な減り(自己放電)を防ぐ
•少しだけ補充電する
という目的なら、100Wクラスのソーラーで十分です。
「満充電を狙う装置」ではなく、バッテリーを弱らせないための保険(過放電防止)というイメージです。
以前、港で「SpotLocが解除する」という相談を受けて現地へ見に行ったところ、
30Wほどの安価なソーラーセット(2〜3万円) が付いていました。
このクラスのパネルでは、
•自己放電
•機器の待機電力
•コントローラの消費電力
などに負けてしまい、実質ほとんど充電できません。
正直なところ、
このサイズではおもちゃのようなもので、充電は期待できません
というのが現実です。
しっかり充電したいなら、
日本製で一式20万円前後の本格的なシステムが必要になります。
中には
• ソーラー
• AC充電
• 走行充電
の3つを全部付ける方もいますが、普通の使い方ではそこまで必要ありません。
もちろん「安心を買いたい」という方は止めませんが、当サイトから無理に勧めることはありません。走行充電器があれば十分と考えています。
→ 条件が良ければ「満充電に近い状態」まで行ける
ただし、以下の条件が揃った場合に限ります。
• 春〜秋の晴天が続く週
•パネルの角度が良い
• 影が落ちない
• バッテリー容量が100Ah前後
• 前回の使用で深く放電していない(50%以下にしていない)
この条件なら、
200W × 実効3〜4時間 = 600〜800Wh(約45〜60Ah)
くらいは期待できます。
100Ahバッテリーなら、
•50%→100%
くらいまで戻せる計算です。あくまでも理論上の話であてになりません。
ソーラーは「補助」であって「主役」ではありません。
■ 週一ユーザー
•200Wあれば“満充電に近い状態”まで戻せる週もある
•ただし「毎週必ず」は無理
• 冬はほぼ期待できない
•100Wは“自己放電防止用”と割り切るべき
■ 走行充電器がある場合
•ソーラーの必要性はさらに下がる
•走行充電器だけで十分実用的